ホテルに戻り、一旦、自分たちの部屋へ戻ろうとすると、警報音が鳴った。
キリカ「えっ!?何の音!?」
ユーリ「!?・・・部屋の中から聞こえるような気がしますけど。」
アラームか何かが鳴っているのかと思い、部屋に入って見回してみたが、特にそれらしきものは見当たらない。警報音もずっとなり続けている。
キリカ「火災装置か何か?・・・よく分からないけど、離れた方が・・・。」
話している途中で、今度は携帯端末まで鳴った。相手はスニケットだ。
キリカ「スニケット!?ちょうどよかった!聞きたいことがあるんだけど・・・!!」
スニケット「その場所を離れて、何もしゃべるな!」
キリカ「えっ!?どうして・・・。」
スニケット「聞こえなかったか!?その場所を離れて、何もしゃべるな!」
キリカ「!?・・・。」
怒気の混じった声で2回も言われ、さすがの私も口を閉じた。しゃべるなってどういうことだろう・・・?・・・・・。盗聴?
キリカ「ユーリ君、行こう!!」
ユーリ「えっ!?」
キリカ「いいから早く!!」
ユーリ君の手を取り、慌てて外へ避難した。何が何だか分からないけど、ここから離れないと・・・!!